先に結論:ハンディファンは、風のない場所で使えばちゃんと涼しいです。ただ、実際に屋外で使ってみると、自然の風と役割が被ることが多く、個人的には思っていたほど出番がありませんでした。
そこから色々考えた結果、「夏の暑さ対策は1つの道具でどうにかするより、場面に合わせて組み合わせるのが現実的」というのが今の結論です。電気を使うなら腰付けファンやファン付きベストの方が屋外では面白そうに見えていますし、冷感タオルや凍らせたペットボトルのような原始的な方法も普通に強いと感じています。
この記事でわかること
- ハンディファンを実際に外で使ってみた感想と、向いている場面・向いていない場面
- 風を当てるとなぜ涼しいのかという仕組みと、屋外で効果を感じにくかった理由
- 冷感タオル・凍らせたペットボトル・ペルチェ式・腰付けファン・ファン付きベストについての個人的な評価と、暑さ対策の整理の仕方
目次
ハンディファンを買ってみた感想。風は強いが屋外では出番が少ない
この夏を少しでも快適に過ごせればと思って、ハンディファンを購入しました。買ったのはこちらです。
- ハンディファン:Amazonの商品ページ
実際に使ってみると、風量はそれなりに強いです。室内など、ほぼ無風の場所で使えばちゃんと涼しい。その意味では、買って失敗だったとは思っていません。
ただ、外で使ってみると少し印象が違いました。外って、意外と自然の風が吹いているんですよね。自然の風を受けながらハンディファンを顔に向けても、「これ、わざわざ片手を塞いで使うほど違うかな?」と思うことがありました。さらに真夏は外気温自体が高いので、当たる風もぬるい。
個人的には、「ハンディファンは夏の屋外万能アイテムというより、暑いのに風がない場所で使うもの」という印象になりました。
風を当てるとなぜ涼しいのか。屋外で効果を感じにくかった理由
そこで、「そもそも扇風機って、なんで涼しいんだろう?」と考えました。
ハンディファン自体が空気を冷やしているわけではありません。風によって皮膚の周囲の空気が入れ替わったり、汗の蒸発が進んだりすることで、涼しく感じる仕組みです。
そう考えると、自然の風がすでに吹いている場所で効果が分かりにくかったのも納得できます。ハンディファンの性能が悪いというより、「自然がすでに似たことをやっている場所で使っていた」だけなのかもしれません。
霧吹き+ファン案で気づいた「汗のベタつき」問題
仕組みが分かると、次に「風を当てるところを霧吹きで軽く濡らしておけば、もっと涼しいのでは?」と思いつきました。水分が蒸発するときに身体から熱を奪うので、理屈としては良さそうです。汗と同じ仕組みを外から補助するイメージで、冷感タオルやミストファンも似た考え方だと思います。
ただ、ここで別の問題に気づきました。夏の不快感って、単純に暑いことだけではないんですよね。汗でベタベタする、服が濡れる、身体が湿っている。この辺もかなり不快です。
すでに汗をかいているところへ、さらに霧吹きで水を追加するのは、「涼しいけど、結局もっと濡れるよな」という気もします。自分の場合、暑さそのものと同じくらい、汗でベタベタすることも夏の過ごしにくさの原因になっていると思いました。
ペルチェ式ネッククーラーはハンディファンと役割が違う
そこで思い出したのが、最近よく見るペルチェ式のネッククーラーです。最初は「首に小さい冷たいプレートを当てて、そんなに意味あるのかな?」と思っていました。
ただ、よく考えるとハンディファンとはやっていることが違います。ハンディファンは「空気を動かす」道具で、ペルチェ式は「冷たいプレートを直接身体に当てる」道具です。自然の風が吹いていても役割が被りませんし、身体を濡らす必要もありません。そう考えると、屋外では確かに意味があるのかもしれません。
一方で、バッテリーを使う、排熱が必要、冷やせる範囲が狭い、といった弱点もあります。自分としては「ペルチェなら全部解決」というより、「ハンディファンとは違う方向から涼しくする道具」くらいに感じています。
冷感タオルと凍らせたペットボトル。原始的な方法が意外と強い
冷却について色々考えていると、「冷感タオルでいいんじゃないか?」というところへ戻ってきました。実は冷感タオルはすでに持っています。使っているのはこちらです。
- 冷感タオル:Amazonの商品ページ
主に釣り用で、水で濡らして絞り、首などに巻いて使っています。実際に使えばちゃんと冷たいですし、風が当たると気持ちいい。何もしないよりは個人的にはかなりマシです。
ただし、過度な期待はしない方がいいと思います。「身体全体が一気に涼しくなる」ものではなく、「暑いけど、首元が冷たくてちょっと気持ちいい」くらい。あくまで暑さを少し和らげるアイテムという印象です。ちなみに自分のものは釣り用にしているので、洗ってはいるのですが、なんとなく釣りの気配がします。普段使い用にもう1枚買ってもいいかもしれません。
さらに原始的な方法として、「凍らせたペットボトルを持ち歩けばいいのでは?」とも思いました。これはかなり単純で、冷たいので身体に当てれば気持ちいいし、溶けてきたら普通に飲めます。保冷剤のように帰りまで荷物として残らないのも良いところです。特に釣りではクーラーボックスを持っていることが多いので、かなり使いやすい方法だと思います。
最新ガジェットについて考えていたはずなのに、「結局、凍らせた水を持って歩くのが強いのでは」というかなり原始的なところへ戻ってくるのが面白いところです。
日傘・腰付けファン・ファン付きベストを検討してみた
注記:ここから紹介する日傘・腰付けファン・ファン付きベスト(とペルチェ式)は、まだ自分では購入・使用していません。「理屈としては良さそう」「気になっている」という検討段階の感想です。実際に使ったハンディファン・冷感タオルとは区別して読んでください。
日傘は理屈としては良いが、個人的に心理的ハードルがある
身体をどう冷やすかばかり考えていましたが、「そもそも身体に熱を入れなければいい」という考え方もあります。その代表が日傘です。直射日光を遮るので、理屈としてはかなり良さそうです。
ただし個人的には、少し心理的なハードルがあります。男性の日傘も以前より普通になっていると思うのですが、自分が普段から日傘を差して歩く姿を想像すると、まだ少し抵抗があります。不思議なのが、「日傘を差す」より「腰に電動ファンを装着する」方が抵抗が少ないこと。冷静に考えれば後者の方がよほどガジェット感が強い気もしますが、この辺は完全に個人的な感覚です。
腰付けファンは「服の中のベタつき対策」としてちょうど良さそう
そこで気になったのが、腰に付けるタイプのファンです。今回見ていたのはこちらです。
- 腰付けファン:Amazonの商品ページ
ズボンなどに取り付けて、服の中へ風を送り込むタイプです。これはハンディファンより屋外で使う意味がありそうに感じました。外に自然の風が吹いていても、Tシャツの中まで十分に風が入るとは限りません。腰付けファンなら「服の中へ空気を送る → 汗の蒸発を助ける → 湿った空気を首元から逃がす」という使い方ができます。
手が塞がらない、普段着のまま使える、必要なときだけスイッチを入れればいい、というのも便利そうです。「ハンディファンより本格的、ファン付きベストほど大げさではない」という意味で、普段使いならかなり良い落としどころに見えています。
ファン付きベストは一番快適そう。候補はワークマンのエントリーセット
さらに気になっているのがファン付きベストです。Amazonで見ていたのはこの辺です。
- ファン付きベスト:Amazonの商品ページ
最初は「工事現場などで着る作業着」というイメージが強かったのですが、最近はアウトドアウェアっぽいものも増えています。腰付けファンとの違いは、服そのものが風を流す前提で作られていることです。ファンから取り込んだ空気が服の中を通り、首元や袖から抜けていく。身体の広い範囲に風が当たるので、まだ使っていませんが、今のところ「快適さだけで見れば一番良さそう」と感じています。
一番の問題は性能ではなく見た目かもしれません。ただこれは「最初に着るまでが一番恥ずかしくて、一度使ったらどうでもよくなるタイプ」のものではないかとも思っています。真夏に一度使って「これ脱いだら暑いな」となれば、見た目より快適さを優先するようになりそうです。
候補として気になっているのがワークマンの「ウィンドコア エントリーセットベスト」です。
- ワークマン ウィンドコア エントリーセットベスト:公式商品ページ
ワークマンのファンウェアには少しアウトドア寄りに見えるものもあり、このくらいなら「アウトドア系のベストを着ている」くらいの感覚で使えそうです。釣りにもそのまま使えそうなので、普段使いと兼用ならそれほど無駄にもならなそうです。
Amazonにはもっと安いファン付きベストも大量にありますが、ファン・配線・バッテリー・衣服を組み合わせて身体に装着して長時間使うものなので、メーカーや品質管理がよく分からない製品は個人的には少し怖い。数千円高くても、ワークマンくらいの安心感がある方が自分は買いやすいです。
本音を言えば、モバイルバッテリーはすでに持っているので「ベスト+ファンだけで少し安く売ってほしい」とも思います。ただ、ファン付きウェアには専用バッテリーを使う製品も多く、一般的なUSBモバイルバッテリーがそのまま使えるとは限らないようです。電圧や電源仕様まで考えると、初めてならセット品の方が間違いは少なそうです。ジャンルとしてもまだ新しく、価格やデザインは今後さらにこなれていきそうなので、「手頃なエントリーモデルを試す」か「もう少し待つ」かで考えています。
夏の暑さ対策を「仕組み」で整理してみた
今回のことを自分なりに整理すると、暑さ対策は大きく3つのアプローチに分けられそうです。
| アプローチ | 主な道具 | ひとこと |
|---|---|---|
| 熱を身体に入れにくくする | 日陰、帽子、日傘、遮熱系の服 | そもそも暑くならないための予防 |
| 冷たいものへ直接熱を逃がす | 保冷剤、凍らせたペットボトル、PCM、ペルチェ式冷却 | 風がある場所でも役割が被らない |
| 汗や水分の蒸発を使う | 自然の風、冷感タオル、ハンディファン、腰付けファン、ファン付きベスト | 風がない・服の中がこもる場面で効く |
同じ「夏用ガジェット」でも、やっていることは結構違います。どれが一番というより、「どこで、どう使うか」の方が大事なのかもしれません。
まとめ。ハンディファンは「暑いのに風がない場所」で使う道具だった
ここまで書くと「ハンディファン買わなきゃよかったのでは?」となりそうですが、自分としてはそうでもありません。風のない室内ではちゃんと涼しいですし、外でも無風の場所なら普通に使えます。購入前に思っていたより「使う場所を選ぶ道具だった」というだけです。
今のところの自分の中の整理はこんな感じです。
- ハンディファン:風のない場所では普通に便利。屋外では自然風と役割が被ることも多い。
- 冷感タオル:ちゃんと冷たい。ただし過度な期待は禁物で、「何もしないより快適」くらいの感覚。
- 凍らせたペットボトル:原始的だが分かりやすく冷たい。最後は飲めるのもいい。
- 腰付けファン:普段使いならハードルと快適さのバランスが良さそう(未使用・検討中)。
- ファン付きベスト:今のところ一番快適そうに見える。ただし価格と見た目のハードルがある(未使用・検討中)。
ファン付きベストは、ワークマンのエントリーセットを買ってしまうか、もう少し安くなるまで待つか、まだ決めていません。ただ、一度使ってしまって「これ無しで真夏に外出するの無理だな」となる未来はちょっと想像できます。買って試したら、この記事に結果を追記しようと思います。
みなさんが実際に使っている暑さ対策グッズで「これは良かった」というものがあれば、コメントで教えてください。
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