Appleは2026年9月21日にiOS 27.2 Developer Beta 2を公開しました。Build番号は24B5089gです。Beta 2では中国本土向けとみられる「Restrict Motion Data」が確認された一方、iOS 27.2全体をBeta 1から見ると、Apple TVプロフィールのiPhone対応やPodcastの表示変更なども含まれます。
この記事では、iOS 27ですでに提供されている機能、iOS 27.2 Beta 1・Beta 2で確認された変更、Appleが今後提供すると案内している機能、内部コード上の開発中機能を分けて紹介します。ベータ版で試せることと、正式提供が確定していることは同じではありません。
iOS 27.2 Beta 2が公開
iOS 27.2 Developer Beta 2は9月21日公開、Build番号は24B5089gです。Appleは9月22日にiOS 27.2の最初のPublic Betaも公開しました。Beta 2では新設定の確認に加え、AppleがBeta 2向けRelease Notesで案内している既知の問題や開発者向け修正があります。Apple Developerのリリース一覧では日付とBuild番号を確認できます。
iOS 27ですでに存在する機能
Apple Intelligenceは日本語に対応、Siri AIは別の提供スケジュール
Apple Intelligenceは日本語を対応言語に含みます。ただし、Apple Intelligenceの言語対応と、新しい「Siri AI」の提供言語は別です。AppleはSiri AIをiOS 27で英語からベータ提供し、日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語は翌月(2026年10月)に対応予定と案内しています。対応機種や地域などの条件もあり、Apple Intelligence対応端末と対応言語の設定が必要です。
一部メディアはiOS 27.2 Beta 1の環境で日本語などのSiri AIを確認したと報じています。ただし、これはBeta環境での報告で、Apple公式の提供案内とは一致していません。正式な提供状況はAppleの案内を基準にし、「Beta 1で日本語版Siri AIが正式提供」とは扱いません。Appleの提供案内とBeta 1でのメディア報告を分けて確認してください。
Dual CaptureはiOS 27から。Beta 1ではGroup FaceTimeに拡張
前面カメラと背面カメラを同時に使うDual Capture自体は、iOS 27ですでに導入されている機能です。iOS 27.2 Beta 1で確認された変更は、これをGroup FaceTimeでも使えるようにする対応です。したがって、Beta 1でDual Captureそのものが新登場したわけではありません。利用できる機種や参加者側の表示条件は、利用環境によって異なる場合があります。
iOS 27.2 Beta 1で新たに確認された変更
Apple TVアプリのプロフィールがiPhoneに対応
Beta 1では、Apple TVアプリでプロフィールを選択・追加できるようになりました。視聴履歴やおすすめをユーザーごとに分けられます。子ども用プロフィールでは、設定した年齢レーティングに合う作品に視聴範囲を制限できます。このプロフィール機能自体はtvOSですでに使われていましたが、iPhoneアプリへの拡張がBeta 1で確認された変更です。9to5MacのBeta 1確認記事
Podcastの「New Episodes」と再生中エピソード表示
Apple Podcastsでは、ホーム画面の「Up Next」が「New Episodes」に変わり、「Continue Playing」がその下に配置されました。番組エピソード一覧の背景も、番組アートワークに合わせた表示になります。これらはBeta 1で確認された画面構成の変更です。
Apple Musicのアクセントカラーを調整
Beta 1では、Apple Musicの一部ラベルやライブラリ項目で、アプリアイコン由来の赤いアクセントカラーを抑えた表示が確認されています。主に見た目の調整で、音楽再生機能の追加として紹介されている変更ではありません。
Healthアプリの先行テスト
新しいHealthアプリはiOS 27.2 Beta 1で試せるようになりました。ただし、Appleの発表では一般向け提供は「年内」、まず米国英語からとされています。Betaでテスト可能になったことは、iOS 27.2正式版への搭載や同時一般提供を確定するものではありません。
新アプリでは、日々の健康情報をまとめる「Insights」、長期的な傾向を見る「Longevity」、データを閲覧する「Browse」が案内されています。「Health Age」はApple Watchのデータなどをもとに、健康指標を実年齢と比較して表示する機能です。「Movement Evaluations」ではiPhoneのカメラやApple Watchを使い、柔軟性、筋力、バランス、動き方、VO2 maxなどを自宅で評価する機能が紹介されています。Appleによると、Health AgeにはApple Watchが必要で、一部の機能には対応端末・年齢条件があります。新Healthアプリはまず米国英語で提供される予定です。AppleのHealth発表
iOS 27.2 Beta 2で確認された変更とRelease Notes
中国本土向けとみられる「Restrict Motion Data」
Beta 2では、アプリごとに加速度計やジャイロスコープなどのモーションデータへのアクセスを制限する「Restrict Motion Data」が確認されています。報道では、中国本土のApp Storeアカウントでのみ表示される地域限定機能とされています。端末を振る動作をきっかけに広告などを開く仕組みへの対策ではないかという見方がありますが、Appleは目的を公式説明していません。日本向けの一般機能として紹介するのは適切ではありません。MacRumorsの報道
Release Notesに記載された既知の問題・開発者向け修正
iOS 27.2のRelease Notesでは、HealthのInsightsでパーソナライズされた要約が想定どおり生成されない場合があること、Describe a Shortcutでエラーが起きる場合があることが既知の問題として記載されています。また開発者向けには、EUのApp Tracking Transparencyで拡張プロンプトと年1回の再表示をサポートし、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、ルーマニアでは代替プロンプトを必須とする変更が案内されています。StoreKit Testingでは、購入テスト時のイントロオファー適格性、ストアフロントやロケールの更新反映、ダイアログ無効時の失敗購入表示に関する修正も記載されています。Release NotesはiOS 27.2の情報として掲載されているため、各項目をBeta 2だけで初めて追加・修正されたとまでは断定しません。Apple DeveloperのiOS 27.2 Release Notes
Appleが今後の提供を案内している機能
Siri AIの日本語対応
前述のとおり、AppleはSiri AIを英語でベータ提供し、日本語などの追加言語は2026年10月に対応予定と発表しています。これはApple公式の今後の提供予定であり、iOS 27.2 Beta 1で日本語版が正式提供されたという意味ではありません。実際の利用開始時期や対応範囲は、Appleの続報で確認する必要があります。
新しいHealthアプリ
新HealthアプリもAppleが「年内、米国英語から」と案内しています。Beta 1で一部を試せますが、正式版での提供時期・地域・言語は変更される可能性があります。
iOS 27.2の内部コードから見つかった開発中機能
ここで紹介する内容は、Beta上のコードや機能フラグから存在が報じられたものです。一般ユーザーがBeta 2で正式に利用できる機能ではなく、iOS 27.2正式版への搭載も未確定です。
AutoLock:盗難を検知してロックする仕組み
盗難検知機能の存在自体はiOS 27.2 Beta 2より前から報じられていました。9to5MacはBeta 2の内部コードから、iPhoneが手から急に持ち去られた可能性を判定する複数のシグナルを報告しています。急加速、接続中のApple Watchが一定時間応答しないこと、ネットワーク接続の喪失、ロックされないまま一定時間が経過することなどが含まれます。誤検知を避ける仕組みも示されていますが、ロック動作は無効で、利用者が設定できる機能ではありません。報道によるとAutoLock自体の開発は以前から続いており、Beta 2では追加情報が見つかりました。最初にコードが入ったOSビルドは今回参照した記事からは確定できません。9to5Macのコード解析記事
Extended Erase:消去処理に関する追加の手がかり
この機能の手がかりはBeta 1の内部コードから報告され、Beta 2では「Extended Erase」という、より具体的な表現が見つかったと報じられています。9to5Macによると、中国で販売される端末向けのコードに、通常の消去後に未使用領域も含めストレージ全体を空データで上書きする選択肢が示されています。処理には時間がかかり、ストレージ寿命に影響する可能性があるという警告も見つかったとのことです。これはコード解析に基づく報告で、一般ユーザーがBeta 2で使える設定として提供されたものではありません。Beta 1のコード解析・Beta 2で見つかった名称
Apple Musicのアルバム発売カウントダウン
iOS 27.2のベータコードに、発売前アルバムのカウントダウンに関する機能フラグが見つかったと報じられています。9to5Macは9月19日に発見された例を紹介していますが、記事だけでは最初に含まれたBeta番号を確定できません。表示を有効にした検証例はあるものの、通常の利用者向け機能として提供されているわけではありません。
「Describe a Shortcut」の他社製アプリ対応
自然な文章でショートカットを作る「Describe a Shortcut」について、他社製アプリのアクションも選べるようにする機能フラグがBeta 1のコードから報告されています。現時点で正式な提供機能として使えるとは確認されていません。
CarPlay Ultraの「Drive Mode Theme」
Beta 1のコードから、CarPlay Ultraでメーター表示、色、壁紙をまとめて切り替える「Drive Mode Theme」への言及が見つかったと報じられています。対応車のアンビエントライトとの連動も示唆されていますが、実装・対応車・提供時期は未確定です。一般的なCarPlayの機能として扱わず、CarPlay Ultra向けの開発中情報として区別します。9to5Macのコード解析まとめ
Beta 1・Beta 2と今後の予定を整理
| 分類 | 確認できた内容 |
|---|---|
| iOS 27から存在 | Apple Intelligenceの日本語対応、Dual Captureの基本機能など |
| iOS 27.2 Beta 1 | Apple TVプロフィールのiPhone対応、Group FaceTimeへのDual Capture拡張、Podcast・MusicのUI変更、新Healthアプリの先行テスト |
| iOS 27.2 Beta 2 | 中国本土向けとみられるRestrict Motion Data、Release Notesに記載された既知の問題と開発者向け修正 |
| Apple公式の今後の予定 | Siri AIの日本語などへの対応(2026年10月予定)、新Healthアプリ(年内・米国英語から) |
| 内部コード上の開発中機能 | AutoLock、Extended Erase、Apple Music発売カウントダウン、Shortcutsの他社製アプリ対応、CarPlay Ultraテーマ |
まとめ
iOS 27.2 Beta 1では、Apple TVプロフィールのiPhone対応やアプリの表示変更が確認され、新しいHealthアプリは先行テスト段階に入りました。Beta 2では中国本土向けとみられるモーションデータ制限が注目点です。AppleのRelease NotesにはHealthやShortcutsの既知の問題、StoreKit Testingの修正も記載されています。
一方、Siri AIの日本語対応と新Healthアプリの一般提供は、Appleが案内する今後の予定として扱う必要があります。AutoLockなどは内部コードから開発の痕跡が見つかった段階です。Betaで動作を確認した報告、Appleの正式な提供案内、内部コードの発見を分けて見ることで、iOS 27.2で今使えるものと今後の可能性を混同せずに把握できます。
ベータ版は開発中のソフトウェアです。機能・提供地域・対応条件は今後変更される場合があります。
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